肩の力を抜く(脱力)ことなら、皆さん何度もやったことがあると思う。
でも、いざという時になると身体はガチガチになってしまう。
声は震え、足はガクガク、視界は真っ白に。
おまけに、極度の緊張からか真冬なのに汗はダラダラ。
時計をみるとまだ数分しか経過していないのに、どっと疲れが。
こんな経験ないだろうか?
僕がこれから語るのは、そんな緊張から解放され、リラックスした状態を手に入れる方法についてだ。
結論から言うと、その方法とは「脳の脱力」をすることだ。
この脳の脱力をマスターすると、ショートスリーパーにもなれるし、極度の緊張から解放され、常にリラックスした状態でいられる。
まさに、メリットだらけだ。
だからこそ、皆さんにはマスターしてもらいたいんだ。
この、脳の脱力を!!
では何故、脳の脱力をする必要があるのか?
それは、脳が緊張している(力が入っている)と身体も自然と緊張してしまうからだ。
身体に命令を下しているのは脳である。
その司令塔でもある脳が緊張していると、どうなるか?
周りの人たちも同様に緊張したり、不安になってしまう。
実は、身体もそれと全く同じなのだ。
-もくじ-
緊張からの解放!脳の脱力の前にやること
脳の脱力は、今まで実践したことがないことからも、習得するのに時間がかかるかもしれない。
よって、脳の脱力前に以下を試してほしい。
皆さん、肩の脱力方法であればご存知であろう。
日常生活の中でもリラックスするために良く実践しているはずだ。
まず、試してもらいたいのが、この肩の脱力である。
出来れば最低でも数分間は継続して試していただきたい。
ここでポイントなのが、肩の脱力をした時の「感覚」だ。
脱力してる最中、肩はどんな感覚になっているか? それをよく探ってみてほしい。
探る祭の注意点としては、「肩の力が抜けている」などの状態ではなく、力が抜けている時の感覚であることだ。
感覚なので捉え方は人それぞれだが、例えば、、、
- 肩がムズムズしている
- 血液の流れが肩に集中している
- 肩に気が溜まっていく
などが該当する。
そして、この感覚を覚えてほしい。
脳の脱力をする上で、この感覚を覚えることから始める必要がある。
何故なら、この感覚を覚えておけば、いま実際に脳の脱力ができているのか(肩の脱力したときと同じ感覚を得られているのか)はっきりと分かるからだ。
リラックスを手に入れよ!脳の脱力実践
上記で試した肩の脱力時の感覚を思い出しながら試そう。
大切なのはイメージである。
イメージなくして脳の脱力は成功しない。
- 目を閉じよう。
- 深く深呼吸してリラックスしよう。
- 全意識を脳に持っていき、肩の脱力と同じように脳全体の脱力をしてみよう。
- 肩の脱力したときの感覚を得られるまで何度も何度も試そう。
※よ~くイメージしよう。
そんなすぐにできるものじゃない。
リラックスできる体勢の方がやり易いので、ベッドに寝っ転がりながらやってみよう。
ただし、決して眠っちゃわないように。
どうしても脳の脱力ができない方へ
どうしてもイメージが掴めずに、脳の脱力ができない方!
以下を試してみよう。
- まず、両指で頭を掴むようにギュゥ~って押す。
- 10秒くらい押した後に、パッと離す。
※バスケットボールを掴むような感覚だね。
この時、この瞬間!!
緊張していた(力の入っていた)脳は、一気に脱力状態になる。
ギュって押し付けられていた状態から解放されるからだ。
そうだねぇ~…例えるならば、スポンジをギュって握って、パッと離すと、一気に力から解放されて元の形に戻ろうとするだろう?
それと同じである。
この時の脳の感覚を忘れないようにするのだ。
そうすれば、両指で頭を掴まなくても、感覚(イメージ)で操作ができるようになる。
徹底的に訓練!脳の脱力をキープせよ!
脳の脱力だが、感覚が掴めるようになったら、徐々に脱力する時間を長く保てるようにしよう。
5分、10分、30分、1時間、3時間・・・と。
極めるまで練習すれば、無意識状態でもできるようになる。
そうすることで、四六時中脳の脱力が可能になる。
何か他の作業に集中しながらだと、ついうっかり脳の脱力が解けちゃうから、ちょくちょくと意識しながら実践していこう。
大丈夫、僕みたいな大バカ野郎でもマスターできたのだから、みなさんでも絶対にできる!
おめでとう!脳の脱力ができたら・・・
脳の脱力に関しては、毎日毎日実践してほしい。
時間はかかるかもしれないが、感覚さえ掴めればこっちのものだ。
そして、脳の脱力ができたら次のSTEPに進む。
次のSTEPは、ここまで来た皆さんにとっても簡単だ。
何をするのかというと、脳より下の部位(身体)の脱力をする。
- 脳の脱力をする
- 首回か方の脱力をする
- 胸からへそ回り、背中の脱力をする
- 下半身から指のつま先まで意識して脱力をする
なお、これは言うまでもないことではあるが、あまりにも力を抜きすぎてアメーバみたいに地面に這いつくばるようなことはしないように。
重量に逆らえる程度には力は入れても良いのだ。
外を歩いていて、皆さんが駅の構内を這いつくばって歩いていたら、流石の僕でも度肝を抜かれてしまうよ。
以上、ここまでが脱力の基本編とする。
上記内容をよく反復し、ひたすらに実践していこう。
何度も同じことをいうが、感覚(イメージ)を掴んでしまえば、あっという間に習得が可能だ。
昨日まで、まったく感覚掴めなかったことが、明日になったらできちゃった…なんてこともあるくらいにね。
緊張…リラックス…脳の脱力-まとめ-
この脳の脱力については、おそらく世界でも僕くらいしかできないと思う。
僕が脳の脱力を開発するに至ったのは、とある本からヒントを得たことから始まった。
それは役者時代に読んでいたスタニスラフスキーの「俳優修業」という本だ。
そこにとある一節が書いてあった。
人間は完全な脱力状態で睡眠をとれば、15分程度でも4時間以上寝たのと同じくらいの体力回復がはかれる。
※実際の言葉とは違うため、ご注意ください。
本はウチにあるけど、何ページにこの言葉が記載あったか探すのがとても大変なのだよ。
この言葉をみた瞬間に僕は稲妻に撃たれたような感覚になった。
これだ!!
朝が大の苦手で、夜更かしが大好きな”万年遅刻王子”と呼ばれた僕が役者時代に、しがみつく様にこの言葉にトキメキを感じたのだ。
っと、こんな感じに。
それから、この理論を絶対に自分のモノにしてやると躍起になり2年以上かけて自分流に完成をさせたのだ。
この理論?メソッド?について、まだ名前は決めていない。
かっこいい名前があったら是非教えてもらいたい、募集中!!
僕はね、当時ほんとうにダメ人間だった。
上記の様に夜型の根暗人間だったし、学校の座席から立ち上がるだけで緊張してしまい、汗だらだらかいていた。
人と話すときも声が震えてうまく話すことさえできなかった。
何度も果敢に調整はしていたけど、何年経っても一向に慣れない、向上しない。
そんな中で僕は開発をしたのだ。
だから、僕のように悩みがあった人は、この「脳の脱力」をマスターすれば、今の状況から100%確実に殻を打ち破って成長できる。